介護施設の種類と特徴について
掲載日:2019.11.06(水)
一口に老人ホーム(介護施設・高齢者向け施設)といっても多種多様にある高齢者向け施設(介護施設)。施設の種類やその違いについて分かり易く整理してご紹介致します。
- 長期療養型病院とは?
- 有料老人ホームとは?
- サービス付き高齢者向け住宅とは?
- グループホームとは?
- リハビリ特化型デイサービスとは?
長期療養型病院とは?
札幌市内でも長期療養型病院は何ヵ所かありますが 介護士さんが給与面で高いのが精神科病院又は療養型病院になります。
療養型病院とは 急性期病院は、基本的に1ヶ月以内が標準で、長くても3ヶ月ぐらいで退院となりますが、療養型病院では基本的に入院期間の制限はありません。なので基本的には介護度でいうと比較的介護度が高めの方が多いです。
ただし、特養と違いあくまで治療目的の入院になりますので 24時間看護師がいて夜勤時でも安心して働けます。また、療養型病院でも 医療療養病床と介護療養病床の2種類があります。
医療療養病床は医療保険を利用しているのに対し、介護療養病床は介護保険を利用した病床という違いがあります。
有料老人ホームとは?
高齢者が快適に暮らせるようにサービスを充実させた住まいのことです。
具体的な内容として、食事提供・洗濯・掃除、身体介護や健康の管理などになります。また、有料老人ホームの非常に増えてきて、元々は入居費用や月々の住宅費+介護サービスなどで、一般の方では簡単には入れる金額ではなかったのですが、近年は有料老人ホームも増え金額もリーズナブルにしている会社も多くサービス高齢者住宅との境界線もなくなってきているのが現状です。
昔から有料老人ホームで働いている介護士さんは月給が高いのは月々の費用が高いので、サービスの質なども考え月給が高いのです。
サービス付き高齢者向け住宅とは?
高齢者方々が安心して暮らしていけるようなサービスを提供するバリアフリー構造の高齢者専用賃貸住宅です。
介護が必要となった際は、訪問介護やデイサービスなど、外部の介護サービスを利用することができます。
なので、介護士さんの働き方はよく聞く施設内訪問介護に属します。
サービス付き高齢者住宅によっては夜勤の種類が違い場合が多く、宿直・夜勤・夜間専門管理人・など様々なので一概に介護士さんが他の施設みたく24時間介護というよりは「夜の時間は緊急事態に備えて職員がいる」みたいな感じのところが多いです。
そうではないサービス付き高齢者住宅もありますが大体は宿直的な位置づけになります。
グループホームとは?
グループホームは、一つのユニット9名と人数が決まり決まった介護施設になります。
どんな利用者の方が利用しているかというと、入居できるのは要支援2から要介護5までの方・原則として65歳以上、65歳未満でも初老期認知症を患っている方など主に認知症の方のみになります。
特徴としては無資格未経験の方でも働けるチャンスがあるのがグループホームになります。
なので、初めて介護の仕事をしたのでグループホームや病院といった方の割合が非常に多いです。
仕事内容は、基本的な介護に加え、料理・洗濯・掃除など普段の生活でするようなことも仕事の一部としてあります。
今後10年間で認知症の方が1300万人にまで増えると予想されて、2025年には65歳以上の5人に1人が認知症になると言われている時代なので、グループホームや介護施設は今後増えていきます。
リハビリ特化型デイサービスとは?
近年の身体機能の維持や回復を目的とした高齢者のニーズにより、デイサービスの特徴を明確にするため「リハビリ特化型デイサービス」や「機能訓練型デイサービス」などと名称をつけてデイサービスを運営している施設になります。
高齢者が増えていく中、より専門的に特化した内容にすることにより差別化をはかり健康を第一に考えたデイサービスの種類なります。
なので利用者の方は比較的カラダを動かすのが好きな方が多いです。